(64)懲りないケイト氏       
 2004年9月28日(火)晴れ

 今回で4度目の来館となった台湾からのお客様が2泊3日の滞在を終えて今朝次の目的地へと無事出発。この3日間言葉が通じないながら懸命に頑張らざるをえなかったケイト氏はかなりお疲れ気味である。 というのもそもそもペンションケイトが台湾の旅行雑誌に紹介されたのを見て来てくださったお客さまでその時にはまったく言葉が通じずケイト氏は料理の名前や材料の単語を並び立てるだけであったので次回いらっしゃる時までに中国語を勉強しておくと約束してしまったのである。(本当は口からでまかせだったのではないかと疑っているMrs.ケイトであるが。)ところがその次回がケイト氏の予測を大幅に超え同じ年の夏に再来館してくださったのである。慌てたのはケイト氏であるが結局その時もまったく話が通じずMrs.ケイトのつたない英語と筆談で凌いだのである。そして今年の冬、3度目の来館時には敵も然るものである。中国語を勉強させるためにカセットテープと中日辞典をお土産に持ってきてくださったのだ。もはや言い訳は聞かない。と思ったのは回りだけで本人はまったく勉強する気配もなくせっかくいただいたテープもただの飾りとなっていた矢先に4度目の来館となったのである。

  今回はさすがに通訳をMrs.ケイトにばかり頼っているわけにもいかず一人で何とかしなければならない場面が出来てしまったケイト氏である。(実はわざと3人だけにする機会を多く作ったのであるが)そうなるとやけのやんぱちのケイト氏はあいも変わらずいくらか知っている食べ物の単語を並べ立てたり身振り手振りでその場を繕っていたのである。 しかし少し込み入った話になるとさっぱりお手上げで筆談に持ち込んだまでは良かったのであるが自分で書いておきながら読めないことがしばしばというほどの悪筆に加えて書いている途中で書けない漢字が続出なのである。あちらは難しい漢字もすらすら書けるので大体意味がわかると親切にこういう意味かと書いてくれるのである。その様子を物陰から見ていたMrs.ケイトは恥ずかしいやら情けないやらで出るに出られずケイト氏の方はますます深みにはまっていったのである。

 そうこうしているうちに3日目となりまた再会を約束して旅立って行ったのであるが今度こそは少しは懲りて中国語の勉強をするかと思いきやあれほど苦労したにもかかわらず喉もと過ぎればなんとやらで中国語の中の字も出てくる気配は無いのである。もっともその前に漢字の勉強が必要ではないかと心の中で思っているMrs.ケイトである。

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