| ケイト氏失業?(51) |
| 2002年10月6日(月)晴れ ケイト氏の入院生活はアクシデントもあって思いのほか長引いてしまった。最初のうちはものめずらしさもあってかこちらのことより自分のことを話すことが多かったケイト氏であるがだんだんと退屈してきたのか話すこともなくなってもう病院は飽きたというばかり。そんなことが言えるのも症状が良くなってきた証拠なのだと思えばいいのだがMrs.ケイトもハチ姫もやせる思いで(気持ちばかりで実際はまったくやせていないのであるが)留守を守っているというのにまったく呑気なものである。 そんなこんなで留守中お休みばかりもしていられず最初のうちは夕食なしでお客様の受け入れをしていたのであるがついにMrs.ケイトが包丁を握ったのである。今までは料理はケイト氏の領域ということで口も出さず手も出さずという不可侵条約を堅く守っていたのであるがいつもいつもそう都合の良いお客様ばかりではないわけでついに夕食に挑戦。最初のうちは和中洋折衷の無国籍料理だったのであるがやはりケイトは中華である。一人厨房にこもりメニューの研究と試作を繰り返しついに本番で中華料理を出してしまったのである。当日はたった二人の食事に朝から準備をして緊張しまくっていたMrs.ケイトであったがお客様は何の疑いも持たず(何も言っていないのであるから疑う筈もないのだ)全部のお料理をきれいに食べてくださったのである。やれやれほっと一安心である。これに味を占めて次のお客様にもまた次のお客様にも同じメニューで作っているうちにだんだん自信がついてきて準備にも時間がかからなくなってきた。余裕も出てきたので新しいメニューにも挑戦できそうである。しかしである。あまりレパートリーが多くなるとケイト氏の立場が微妙である。ケイト氏から料理を引くとカントリーだけになってしまう訳でそれではあまりにも仕事量が不公平すぎるというものである。ここはやはりあくまでピンチヒッターという立場をわきまえておかなければならず今日も一つ覚えのメニューでにこやかにお客様をお迎えするMrs.ケイトなのでありました。 |