| Mrs.ケイト張り切る!(50) |
| 2002年9月3日(火)晴れ 先月ついに病院のベッドが空いたとの連絡があり待ちに待ったケイト氏の入院が決まった。待ちに待ったというのもおかしな表現だが何もせずに待っているのも辛いものがありやっと決まったかと妙に安心してしまった二人である。なにせ小学生の時に盲腸で入院以来のことでまるで旅行に行くかのような準備に思わず笑いが込み上げてくるMrs.ケイトである。 しかしあいにくその日はお客様がいてケイト氏は一人で病院に行くことになってしまった。さすがに当日は心細そうであったがやむなく一人で荷物を抱え片道約3時間かかる遠方の病院に向かったのである。が病院に着くやいなや早速電話がかかり何事かと思えば「何か変わったことない」である。それはこちらの台詞である。まあとにかく無事病院に着いてほっとしていると明日来てほしいという。翌日病院に行ってみると別段やることもなく退屈しているだけで用事などないのである。しかも面会時間は午後3時からなので病室にも入れない。それでもどんな状態かわかったし先生や看護婦さんに挨拶も出来たので初回の面会はまずまず終了。遠方ゆえに夕方には帰らないとハチ姫がたいへんな騒ぎになってしまうのでまだ居てほしそうなケイト氏を振り切り帰ってきたのであるが翌日からほとんど毎日電話がかかってくる始末。しかも「何か変わったことない」「ハチは元気」の次に「ぼくがいなくて大変だろう」この台詞以外はほとんど用件がないのである。 ケイト氏には悪いが今までは「ちょっと休憩」「ちょっと休憩」と仕事の合間に休憩しているというよりは休憩の合間にちょっと仕事をするといったケイト氏のペースに引きずられてなかなか思うように仕事が出来なかったのである。しかもケイト氏の3度の食事つくりに追われ一日が忙しくゆっくりパソコンに向かう時間もないほどであったが食事つくりから開放されて仕事のはかどることこの上ないのである。食事の時間を気にすることもなく好きなだけお掃除に没頭出来て床磨きから夏掛け布団の洗濯など思いつくままにあれもこれもと手をつけて俄然働き者に変身したMrs.ケイトなのである。しかもハチ姫までもがMrs.ケイトが留守をした時は家の中をのぞき込んで捜すそぶりなどして寂しそうにしているのにケイト氏がいなくてもまったく変わりなく食欲旺盛の姿にありのままを伝えるべきか思い悩むMrs.ケイトなのであった。 |