| 線香花火の夏が終わった! (49) |
| 2002年8月18日(日)くもり 今年の夏は汗だくで働いているよそのペンションを尻目に優雅にのんびりと過ごす予定であったがそこは働き者のケイト夫妻(?)よそ様が忙しくしているのにのんびりするのは罪悪感にかられてしまいなんとも落ち着かないのである。しかもかかってくる電話は空室の問い合わせばかり。インターネットの空室情報を調べるとさすがにお盆の時期は全部満室状態で駅前の観光案内所などは紹介する宿がなくて困っているときき人助けは我が身も助かるという訳で急遽食事無しのお客様を受け入れることにしたのである。どこへかけても満室で泊まるところがない方にしてみれば食事が出来なくても泊まれればいいですと感謝される始末。あっという間に満室になったのにはこちらが驚いてしまった。ケイト氏は食事無しだと連れ込みホテルみたいになるからいやだなどと言っていたのであるがいざふたを開けてみると中高年のご夫婦やら赤ちゃん連れの若夫婦それにお子様連れのご家族など普段の客層と変わりがないのである。この方達は宿がなかったらどうするつもりだったのだろうかといぶかしみながらもその対応に追われてしまった。 夕食がないのでケイト氏はチェックインだけすればお仕事もなく楽だ楽だといっているが Mrs.ケイトは朝食の準備に忙しく朝は朝で全室掃除であるからまったくいつもの夏と一緒である。しかも今年はお手伝いがいないので一人で全部やらなくてはならず掃除もなかなかはかどらない。ケイト氏はのんびりとホールの掃除をして後は休憩などをしている。いざとなれば私一人でやるからと言っておきながらも釈然としないMrs.ケイトはついつい愚痴をこぼしてしまう。すると「ぼくは病人だよ!」とちっとも病人らしからぬ大きな声が返ってくるのである。 そうこうしているうちにお盆も終わりおまけに台風が近づいているらしく昨日までの電話はどこへ行ったのかリンとも鳴らない。人助け(?)も必要がなくなったということのようである。 どうやらケイトの夏は線香花火のようにはかなくも短く終わってしまったという訳である。 |