気分はすっかり登山家!(22)1999年12月1日(水) 晴れこのところ遅咲きながらアウトドアライフに少し目覚めてきたケイト氏。今日はペンションの仲間15名で霧が峰高原の山頂「車山」から八島が原湿原を歩いて来たのだった。お天気はまずまずであったがやはり12月。一応冬山装備で望んだのであるがさすがに尾根歩きは風が強く耳がちぎれそうになるほどであった。足元の霜柱も一日中解けることがなく気を付けないと霜柱の中に靴がずぶずぶと入ってしまうのだ。それでも歩いているとだんだん指先がぽかぽかしてきて見渡す限り360度の展望にしばしば足を止めて見とれる景色であった。小淵沢の八ヶ岳は南側しか見えないのであるがここからは南から北までの長い稜線を全部見ることが出来てまた違った八ヶ岳に感激ものだ。前回登った蓼科山もその横にそびえオープン間近のいくつものスキー場はそこだけ白く輝いている。そして富士山から南、中央、北アルプスの山々、木曽の御嶽山、新潟の山々そして浅間山や秩父連邦と雪を頂いた山々を見るともう言葉は要らないのである。標高1925mの頂上までわずか30分程で登れてしまうのであるが、なんと深田久弥の日本百名山の一つなのである。Mrs.ケイトはペンションの仲間達と年に二、三回近隣の山を登っているのだがケイト氏は誘っても「俺はいいや」とあまり外に出たがらずギター一筋であったのがここに来て10月にはこれも百名山の一つ「蓼科山」に登ったのだ。この時は最初は調子が良かったのだが山歩きに慣れていないものだから歩く時に無駄な力を使い過ぎ帰りには足が吊ってしまってどうにかこうにかの下山だったのである。それでも当日はまだ良かったのであるが二、三日したら足が痛くて階段も降りられない状態で自分でもさすがに情けないと反省したらしい。それからというもののハチ姫の散歩がてら棒道を歩こうと言い出したり普段のお散歩でも以前よりは長く歩くようになったのである。先月は観音平から三味線滝まで往復したのであるが初めて登った頃よりも数段疲れなくなり少しずつ自信がついたのか果て又体力がついたのか山歩きの計画があると僕も行きたいと言うようになったのであるから格段の進歩である。 今回は間に合わせの身支度に目深帽をかぶりまるでコンビニ強盗みたいだと皆に笑われてしまったがそれでも無事に4時間の全行程を歩けたものだからもう本人はすっかり自信をつけてしまい今日のコースは上級者向け?などと言ってまたもや笑われるといった次第。こうなると小学校の頃に登った富士山とそれから10年後くらいの岩木山さらに10年後くらいの利尻富士と思い出した頃に登った山がたまたま百名山だったことに気が付いたケイト氏はすでに五つも制覇したことになってすっかり有頂天である。帰りの車の中では今日のコースは少し物足りなかったとか次回はもっと高い山に登ろうとか言いたい放題であったがさすがに体は正直である。急に静かになったと思ったらもう夢の中のケイト氏なのであった。 |