空を飛んだケイト氏!(20)1999年9月21(火) くもりのち雨今までケイト氏にゴルフやテニスを覚えてもらいたいと何度か裏庭で練習したりもしたのであるがどうにもこうにもクラブにボールが当らないケイト氏に教えるほうが根負けしてしまい最近はお互いの趣味に干渉しない生活をおくっていたケイト夫妻である。ところが夏前に近所のご夫婦と秋になったら一緒にパラグライダーをしようという話になり高いところ大好きのMrs.ケイトは二つ返事でOKしたもののケイト氏は無理だろうなと内心思いつつもその事はすっかり忘れていたのである。ところが「予約入れておきました」の知らせに案の定ケイト氏「俺は見るだけにするよ」としり込み。こんな時は無理強いして怪我でもしたら大変なので本人の意思に任せるのが一番と断りの電話を入れることにしたのだ。ところが奥様もすると聞いてケイト氏引っ込みがつかなくなり「もちろん僕もやります」ということになってしまった。どうなることやらと内心心配ではあったがここはひとまず様子を見ることに。 さて当日、少し曇りがちながら何とか飛べそうということで出発。長袖・長ズボンに手袋そして運動靴と準備万端で近くの富士見スキー場にあるパラグライダースクールに行ってみるとすでに何人か集まっていて早速申込書やら保険の書類やら記入していると何だか緊張してくる。ケイト氏をみるとやけにハイテンションでやる気充分である。インストラクターから説明を聞きながらビデオを見て大体の雰囲気をつかんだ所でいざ外へ。まずはパラグライダーを固定する為のリュックみたいなものを背負いヘルメットをかぶる。そして平らなところまでいってパラグライダーを広げリュックに固定する方法をインストラクターから教えてもらう。最初はパラグライダーに風を入れて上に上げるところまでやってみる訳だが「誰から行きますか?」と言われて何とケイト氏「はい」と元気よく手を挙げるではないか。これにはびっくりしてしまった。しかも結構うまくいったのである。続いて全員テスト完了。今度は本番である。 スキー場の坂を途中までパラグライダーを持って上がり広げて体に装着。いよいよ空を飛ぶかと思うとわくわくしてくる。ケイト氏は本当に大丈夫であろうか。とにかく足が地に付かなくなっても走りつづけることが大事だという。インストラクターの言う通りにすれば飛べると思うのだが心配で固唾をのんで見守っている。と風の具合を見て「はい走って」の声にケイト氏が走りはじめる。風の抵抗に足が前に進まないのだがなんとか頑張って一歩また一歩と足を出しているとパラグライダーが上に上がる。次に「ばんざい」の合図の声に手を上に挙げると思わず足が止まるケイト氏「足を止めないで」と言われ再び走り始めると浮いた。足はすっかり地面から離れている。風にのってふわふわと飛んでいるではないか。もう感動ものである。やったやったと興奮している。しかし飛んだといっても何しろ初心者なのである。どんなに飛んでもせいぜい2mくらいの高さで時間はものの何秒というものなのであるが……。 続いてMrs.ケイトも大成功。であったが感動に浸る間もなく空模様が怪しくなってきた。とにかく二回ずつ飛びましょうと言うことで休む間もなく再び空へ。全員成功だ。しかしついに雨が降ってきてしまった。中に入ってコーヒーを飲みながらビデオや本を見ていたケイト氏がいきなり「またやりたい。今度はもっと長く飛びたい」と言ったのである。久々の前向き発言に驚いたのはMrs.ケイトの方であった。 |