夫婦喧嘩はハチも食わない!(18)1999年8月1日(日) 晴れケイト夫妻は時々夫婦喧嘩をするのである。原因はたわいもないことが多いのであるがたいていはMrs.ケイトが一人で怒り、ケイト氏は「あっそう。僕が悪いのね。」というパターンになって治まるのである。しかも普段はお客様がいる時は喧嘩をしないように心がけているのであまり問題はないのであるが、夏ともなるとそうは行かないのである。忙しさでカリカリしている時にはちょっとしたことがきっかけになってしまい喧嘩がはじまってしまうのだ。しかも毎日お客様がいるとなると今我慢して明日にしようという訳にはいかずどうしてもその場で怒りが爆発してしまうのである。だがそれでも最初のうちは声のトーンを落として始めるのだがケイト氏の方も同じようにカリカリしているものだからいつものように「僕が悪いのね」と云わないのだ。するとそのことにまた逆上してMrs.ケイトの声のトーンが上がっていくのである。だがこうなるとケイト氏の方も負けてはいないので更にトーンは上がり怒りの度合いに比例していくのである。ところが間の悪い時にはその喧嘩の声をお客様に聞かれてしまうから困ったものである。急に素知らぬ振りをする訳にもいかずなんとも罰の悪い思いをするのである。そんな時にはますますケイト氏にあたりちらし何もかも放り出してハチ姫を連れて散歩にいくのがお決まりだったのであるが今年は畑の草取りをするMrs.ケイトである。 そう今年から家庭菜園を始めたのである。お花作りは軌道に乗ったし以前から野菜作りをしたいと思っていたところにペンションの前の畑を貸してもらうことになったのである。見よう見まねでトマトやナスやインゲンなど思い付くものをむやみに作ってみたのであるが草は取っても取っても追いつかず思っていたよりずっと大変なのである。それでも趣味と実益を兼ねているし草取りをしているとストレス解消になるのだから止められなくなりそうな気配である。出来栄えも自分では初めてにしてはまずまずと思っていたのであるが、近所の人に言わせると「はじめてだからね〜。」とか「まあ来年は最初から教えてやるから。」といった感じで評価に値せずと云わんばかりなのである。それでも毎日収穫があるのだから嬉しくて一人にんまりしている今日この頃のMrs.ケイトである。朝夕の涼しい時間は忙しいので日中の一番暑い盛りに麦藁帽子をかぶって飛び出していくのだから趣味をとおり越して物好きとしか言いようがない。ケイト氏は何も言わず手も出さずといった態度で我関せずの境地にいるのが一番と悟っているようである。なんとハチ姫も八つ当たりの対象から逃れたことがわかるのかもっぱら昼寝に没頭してさわらぬ神にたたりなしというところである。 |