Mrs.ケイト赤岳に登る!!(17)1999年7月10日(土) 晴れ八ヶ岳南麓に住んで以来、年に一度は山登りをしたいと思っていたのだが単独行をするほどの経験もなく一緒に登ってくれる人がいない限りは実現出来ないという訳でこの二年ほどはハイキング程度の山行きでお茶をにごしていたMrs.ケイトである。がついに念願の八ヶ岳最高峰「赤岳」に挑戦したのである。ペンションの仲間5名で行くことになり入念な計画と装備に時間を費やし久し振りに本格的な山行きとあって不安と期待のなかいよいよ出発したのだ。問題はお天気であったが梅雨ということもあり前日までは雨が降ったり雷が鳴ったりという安定しない日が続いていたのだが当日は暑くもなく風もなく本当に山登り日和のお天気であった。一行は沢沿いの道を何度か丸太橋を渡り若葉やお花に見とれながらの気持ちの良いコースに気分も上々。途中の行者小屋で昼食をとるといよいよ急な登りになり岩場やら鎖やらと少し緊張したが無事赤岳天望荘に到着。 一時過ぎに着いてしまい時間を持て余してしまうかと心配したのだがまずは無事到着の乾杯となりちょうど良い気分になった頃嬉しい夕食。昔は何度か山小屋に泊まったこともあったMrs.ケイトだが最近の山小屋事情は大きく変わりその食事の良さに驚いてしまったのだ。まず飲み物は何でもござれで驚いたのは生ビールもあるのだ。そして夕食は何とバイキング。タラの芽の天ぷらや大根の煮物、山うどのおひたし、きのこ等など山菜が中心であるとはいえ十種類くらいがずら〜と並んでいるのである。とん汁もおいしかったがなんとご飯は標高2700m用の特注圧力釜で炊いたものでどんぶりご飯をお替わりしてしまったMrs.ケイト。さらに食後はまたまたお酒となりもうお腹の皮がはちきれんばかり。苦しくて眠れぬ夜を過ごしたのであるがしかし幸か不幸かその眠れなかったことがラッキーだったのである。というのも夕方から曇ってしまい楽しみにしていた星空が見えなかったのだが夜中の二時ごろ外に出てみるとそこには満天の星。おりしも七夕の夜だったので天の川がはっきりと見え「織り姫」と「彦星」が輝いていたのである。そして4時半にはご来光である。待ちきれなくて4時ごろからずっと東の空が明るくなるのを布団のなかから見ていたのだが(そこは東南の角部屋でしかも窓がサッシで広いのだ。)いよいよという時外に出て迎えた日の出はこれまた感激ものであった。眼下は雲海。その雲を突き破って(表現がおかしいがそう見えたのだ。)オレンジ色の太陽がぐんぐん上っていく景色にただただ「きれい!」「すごい!」としか言葉が出てこないのであった。 さて少々寝不足ではあったがおいしい朝食をいただき目指すは赤岳山頂。ここでまた思いもかけない経験をしたのである。ブロッケン現象とか云うらしいのだが後ろに太陽、前に雲というか霧というかまあスクリーンとなるものがあってそこに虹が出たのだがなんと自分の影がその虹の中に映るのである。しかもその虹はわずか五分くらいで消えたのだからタイミングが合わなければ見ることが出来ない訳でまたまた超感激のMrs.ケイトである。今回は高山植物もコマクサや黒百合など覚えきれないほどたくさんの種類の花を見ることが出来て山の楽しみが凝縮された登山であった。 |