やっぱり小淵沢がいちばんだ!(13)
1999年3月4日(木) 晴れ
久し振りのひとり言に実は何から書いて良いやらわからないほど書く事がいっぱいのMrs.ケイトである。というのも実は一月あまりも小淵沢をはなれていたのである。
大きな声では言えないのだが出稼ぎに行っていたのである。場所は新潟県のとあるス
キー場のペンション。そのペンションは以前Mrs.ケイトがお手伝いしていたところで
毎年オーナー夫妻とアルバイトが7・8人でシーズンを乗り切るのだが今年はオーナ
ー夫妻の身内に不幸が重なり何日か留守にする事になってしまったのだ。お手伝いにいったのは良いのだがそこはシーズン真っ只中連日60人前後の宿泊客の食事作りに目の回
る忙しさ。すっかり小淵沢の生活が板についたMrs.ケイトにはきつ〜いお仕事であっ
たのである。
まず朝は6時15分起床。6時30分行動開始。朝食の準備はわずか3人であとはお風呂や廊下等の掃除、自動販売機の補充、雪かきやお客の送迎、車の移動等やる事は
山ほどあるのである。そこは何と受付を朝7時からするのでリフトの引き換え券を渡
したりレンタルスキー等の受付などからそのまま10時のチェックアウトまでフロン
トはごった返しオーナー夫人は朝食を取る暇もない毎日である。厨房はといえば7時半に朝食を出したら夕食の仕込みにかかるのだ。そこはすべて手作りの料理を出すので肉料理は下焼きしたりサラダの野菜を切ったり煮物の材料を下煮したりして夜は暖
めるか混ぜるだけというところまでやっておかなければならないのである。9時半食事。そしてお掃除部隊は客室へその合間にレンタルやら送迎もこなし厨房は仕込みの残りを片付け買い出しに行き帰ってくるや中のお昼ご飯作り。やっと仕事が片付くのが午後1時ごろ。もう誰が何を言ってもMrs.ケイトはお昼寝に突入。3時再び戦線開始。一つしかないオーブンで魚・肉・グラタンなど3種類の料理を作る時は時間を逆算して分刻みのスケジュールに息もつけないほどである。60人ともなると一回では
座りきれないので二回転することになり一回目の食事が始まってもすぐに二度目の準備それが終わると今度は朝食の仕込み。そして中の夕食作りなのである。お米だけで
も七升もとぐのである。食事が終わってお風呂に入るともうぐったりの毎日なのだ。
なのにオーナー夫妻が留守なのである。とにかく電話の応対だけでも大変。チェック
アウトともなると料金の計算がまた複雑なのである。宿泊にリフト券そしてスキーや
ボードのレンタル料金に休前日の料金さらにキャンセル料から予約金の差し引きなど
など。命のお昼寝もままならないハードな日々にやせる思いであったのだが現実は太
って帰ってきたのだから不思議である。体を動かすのでいくらでも食べられるのだ。
しかも酒どころである。八海山・久保田・緑川などなど売るほどあるのだからもう毎日が宴会。バイト達が帰る度に送別会やら誕生会やら名目はいくらでもあるわけで楽
しいような苦しいようななんとも言い難い新潟暮らしであった。…………。 |